中世ラテンの「アーサー王伝説」最古の典籍。ジェフリー・オヴ・マンモスは六世紀以来のギルダス、ベーダ、ネンニウスなどの年代記作家と各種の聖者伝、さらにアネイリン、タリエシンら古代ケルトの吟遊詩人たちの詩と古い散文物語集『マビノギオン』などに描かれるアーサー像を集成して材源とし、想像力を縦横無尽に駆使して1138年頃に「アーサー王伝説」の泉源"fons et origo"となる記念碑的な傑作を創り上げた。以降「アーサー王ロマンス」の作品群に甚大な文学的影響を及ぼしてきた。また、今に伝存する古写本の数...